現実を見据えることも転職成功への道
転職を考えている人は、実際に転職に成功した例や転職のメリットばかりを見てしまい、転職がメリットばかりで失敗の少ないものだと誤認してしまうことがあります。
ただ、実際の転職というのはそうではありません。
そこでここでは、実際に転職する場合に把握して置かなければならない転職のデメリットや、失敗例について一部を紹介していきます。
これらのデメリットや失敗例を見て、それでも転職したいと考えるかどうかを検討したり、あるいはやり方を考えてみるための参考として下さい。
まず、転職におけるデメリットとして「転職活動中」のものを幾つか紹介していきます。
まず1つ目が、「面接」に関する問題点です。
転職活動でも就職活動と同じく、面接によって合格の可否が最終的に判断されることになります。
ただ、この面接の日程というのが転職活動における大きなネックです。
というのも、多くの企業も土日が休業であり、平日に活動しているため、面接日程が平日になりやすいということです。
そのため、現在勤めている先の仕事の都合が合わずに、なかなか転職先の面接を受けることが出来ず、転職活動が滞ってしまうということがよくあります。
この問題を解決するために重要なのは、現在の勤め先で転職に関する理解を得る、ということです。
ただ、この方法もなかなか難しく、中には転職しようとする人を非難したり、妨害しようとする同僚や上司がいる場合もあります。
少なくとも数人は職場のなかに味方を作っておき、シフトを変わってくれる人などを確保しておくことが重要になるでしょう。
同じく、退職交渉というのもスムーズに進められるようにするためにも、現在の職場との関係を良好に保っておくことが重要です。
転職後の失敗例
転職活動における問題点は転職活動中だけではなく、実際に転職した後にもあります。
例えば、事前の調べでは良い会社だと思っていたものの、実際に入ってみると予想と違っていた、ということです。
この「良い会社」というのにも色々な考えかたがあるでしょうが、特に重要なのは「自分が転職をしたいと考えた理由が解消されるかどうか」というポイントです。
勤務時間が長いということを理由にして転職活動を開始したにも関わらず、転職先の仕事も勤務時間が変わらなかったり、むしろ長くなってしまっているようでは本末転倒です。
やりがいのある仕事をしたいと思って転職したのに、仕事の重要なところにかかわらせてもらえない、というのもやはり問題でしょう。
これらの転職後の問題点の難しいところは、事前の調査では見抜ききる事ができないことが多い、ということです。
転職にはある程度のリスクが伴う、という理解が必要でしょう。