履歴書の書き方

履歴書の作成は転職の基本

転職活動をするうえで欠かせないのが履歴書です。
ただ、自己PR欄でつまずいてしまう方も多いうえに、なかには履歴書そのものの書き方を忘れてしまっている方もいます。
社会人になると履歴書を書く機会はほとんどないと思いますから、このことは仕方がないのかもしれません。

しかし、履歴書が書けないと転職活動はできません。
それに、企業の採用担当者は履歴書が書けて当然だと考えているでしょう。
もし書き方や内容に問題があれば、大幅に評価を落とすことになります。

自分は大丈夫だと思っている方でも、実は間違った書き方をしている可能性もあります。
そこで、履歴書の書き方を見ていくことにしましょう。

履歴書の書き方と注意点

履歴書では、日付や生年月日、住所、電話番号といった基本的な情報に加え、学歴や職歴、資格などを記載します。
このほか、志望動機やアピールポイント、特技を書く欄もあります。

学歴は古い順から書き始め、入学や卒業の年月も記載します。
ただ、転職者の場合は学歴をそれほど細かく記述する必要はなく、中学卒業か高校入学から書き始めると良いでしょう。
ただし、学校名や学部、学科などは正式な名称で書くように注意してください。
大卒の方は、卒業論文の内容が企業の職務と関連があるようなら、記載しておくとプラスの評価につながることもあります。

職歴についても学歴と同様、古い順から書きます。
この際も、会社の正式名称を書きましょう。
派遣社員や契約社員として勤務していた場合はその旨を明記します。
なお、アルバイトは履歴書に書く必要がありません。

免許・資格の欄は取得年月と資格名称を記載します。
ただし、学歴や職歴と異なり、取得した資格の全てを書く必要はありません。
応募する職種に関係のある資格や、面接でアピールしておきたい資格のみを記載しましょう。

知名度の高い資格や難易度の低い資格ではプラスの評価にはなりません。
それどころか、TOEICで低い点数を取っている場合などは英語力が低いと判断され、マイナスに評価されることもあります。
以外にも高く評価されるのが普通自動車免許であり、取得している方は記載しておきましょう。

志望動機・アピールポイントはどうでしょうか。
志望動機はその企業を志望した理由とともに、入社後にしたいことなどを書きます。
この際、自分の経験やスキルなどに結び付けて書けるのがベストです。
アピールポイントは、自分の経験やスキルが企業にとって利益をもたらすということをアピールできるような内容にします。

このほか、履歴書を書くうえで注意すべき点がいくつかあります。
まず、書き間違えてしまった場合でも修正液を使ってはいけません。
間違いが心配な方は一度鉛筆やシャープペンシルなどで下書きをしてから書いた方が良いでしょう。
このとき、下書きを消す際に汚くならないよう注意してください。

また、手書きで書くか、それともパソコンを使って作成するかという問題もあります。
最近では、パソコンで作成した履歴書を認める企業も多くなりました。
字を書くのがあまり得意ではないという方は、パソコンで作成する方が無難ともいえます。
ただ、なかには手書きにこだわる企業もあるので注意が必要です。