好印象を残すには

面接対策が転職成功の鍵

平成以降のリストラや中途退職者の増加に伴い、転職市場も大幅に拡大しました。
企業側もこうした即戦力で働ける人々を獲得しようと、中途採用に積極的になっています。
ただ、数ある応募者の中で入社できるのは一握りです。
その一握りの人物となるためには厳しい競争に勝利する必要があります。

特に人によって差がつくのが面接です。
コミュニケーション能力や言語力、マナーなどが面接では試されます。
これらの能力はすべての仕事に欠かせないものであり、どんなに優秀な能力を持っていても、これらが欠けていれば仕事はできません。
だからこそ、面接では好印象を残して終了できることを第一に考えましょう。

面接で良い印象を持ってもらうためには

では、どうすれば面接官に好印象を与えることができるのでしょうか。
一般的に、人に対する印象というのは初対面から10秒程で決まります。
そのため、良い第一印象を与えることが大切です。
だらしない服装をしている場合や面接開始時に不適切な態度を取ってしまった場合には、面接官がマイナスの印象を最初に抱いてしまうでしょう。

まずは身だしなみに注意しましょう。
汚れやシワのある服装や派手な恰好、寝癖や長髪など不潔に感じるような髪型ては評価は下がってしまいます。
清潔感のある服装や髪型で面接に臨みましょう。

マナーにも気をつけなくてはなりません。
学生と違い、転職希望者なら問題ないと思いますが、今一度確認しておいた方が良いでしょう。
特に、入室時のマナーは第一印象に大きな影響を与えるので要注意です。

また、面接官の言葉にはきちんと相槌を打つようにし、目を見て話すようにします。
目を見て話をするのが苦手という方は、相手の眉間の辺りを見るようにしましょう。
これでも相手には目を見て話しているように映ります。

面接中の返答や発言も注意してください。
自己PRをしようと思うあまり一人で長々と話していると、協調性のない人物と評価されることもあります。
質問には短くわかりやすい言葉で答えるようにしましょう。

その際、声の大きさにも気を付けるべきです。
小さな声でしゃべっていては面接官も聞く気がなくなってしまいますし、なにより自信が無いように見えます。

そして、面接が終わったからといって気を抜くのは禁物です。
退室のマナーを守ったうえで面接会場を後にしましょう。
その後も社内にいる間は気を抜かず、挨拶や会釈などを忘れないようにします。

面接後はお礼も重要です。
多くの応募者はこのことを知らないので、他の応募者よりも良い印象を与えることができるはずです。
なお、お礼はメールで送った方が無難でしょう。
電話の方が丁寧さをアピールできると思われがちですが、企業としては時間を取られることになるのでベストとはいえません。