転職にあたっては、国家資格に合格しなければ得られない専門的な資格や英検、TOEIC・TOEFLのハイスコアなどは当然アピールポイントになります。
TOEIC
TOEICとは、世界共通で行われている、英語の能力を測定するための試験になります。一般的な資格のように合否が出るわけではなく、スコアが出るものであり、それによって自分の英語能力を測ることができます。TOEFLはどちらかというと留学生などに向けられた試験となります。
参考:TOEICの試験
参考:TOEFLの試験
医師、美容師、薬剤師など資格がなければできない仕事、英語が必須の仕事もありますし、そうでない場合でも、専門的な知識、技術、技能というのは転職活動においてかなりのプラスになります。資格がないとできない仕事には他にどういったものがあるのかは下記のページにて紹介されています。
参考:資格がないとできない仕事
しかし、なかにはそういった特別なスキルはないという人もいるかもしれません。そのような人は資格やスコアでは推し量ることのできない人間的スキルで対抗するというのもひとつの方法です。もちろん、資格、語学力があったうえに人間的スキルもあればいうことはありません。
人間的スキル
人間的スキルにはいくつかの種類があります。たとえば、他者に対する能力、自己に対する能力、仕事に対する能力といったものがあります。
他者に対する能力とはヒューマンスキルのことです。それは、自分が伝えたいと思っていることを相手にうまく伝え、相手のいわんとしていることも正確に把握する能力です。伝わりやすい相手、そうではない相手といった相性もありますが、どんな人間同士であっても何らかの意思疎通のズレは生じるもの。
その時に、相手のいいかたがわかりにくいのだと非を押しつけるばかりではなく、自分の表現方法や理解力に問題がなかったか、絶えず検証できる人はヒューマンスキルの高い人ということができるでしょう。そういった人は折衝能力、人を育てる能力もおしなべて高い、職場の円滑油となるかかせない人材となることでしょう。
また、自己に対する能力いわゆるセルフコントロールに優れている人も貴重な存在です。どんな状況でも自分の能力を十二分に発揮し、さらに高めていこうという意思も強く、新しい技術や知識を学ぶことに積極的です。そのような人がいるとチーム全体のモチベーションも自ずと高まります。
さらに、仕事に対する能力すなわちタスクマネジメント能力もあればいうことはありません。仕事というのは納期もあり限られた時間内に最大限の効果をあげなくてはいけないものなので、つねに効率化を怠ってはいけないのです。
人間的スキルは目に見えるものではないのでアピールは難しいのですが、以前の職場での具体的な成功例などをあげていくとよいかもしれません。
いずれにしても、人間的スキルは一度身につければつねに自分とともにありどこにでも持ち運びできるものです。転職だけではなく人生そのものも豊かにしてくれるものなので、身につけておいて損はありません。